画面録画ソフトはもはやYouTuberや配信者だけのものではありません。製品デモ、非同期のチーム連携、不具合報告、オンライン教育、カスタマーサポートなど、日常業務のあらゆる場面で活用されています。重要なのは「ソフトを見つけること」ではなく、自分のワークフローに溶け込み、作業を止めないツールを選ぶことです。
複数プラットフォームで実地テストを行い、長期運用での使い勝手を確認したうえで、2026年に現場でおすすめできる画面録画ツールを紹介します。実務ベースの推奨も合わせてお伝えします。
画面録画ツールの評価方法
単なる機能一覧だけでなく、実務での使いやすさを重視して以下の観点から評価しました:
- 録画の柔軟性:全画面・ウィンドウ・領域指定の切替が直感的か
- 音声の安定性:システム音声とマイク音声の同期が追加設定なしで安定するか
- 編集の実用性:内蔵編集で時間短縮につながるか、それとも余計な手間か
- 習得の容易さ:初心者がどれくらい速く使いこなせるか
- 長期的なコストパフォーマンス:初期数週間を過ぎても価格に見合うか
表面的に高機能でも、日常のワークフローで使いづらいツールは除外しています。
2026年におすすめの画面録画ソフト一覧
| ソフト名 | おすすめ用途 | 実務での強み | 無料プラン |
|---|---|---|---|
| Loom | 高速な非同期コミュニケーション | 録画→共有が秒速で可能 | あり |
| Camtasia | 洗練されたチュートリアル・研修動画 | 外部ツール不要の編集機能 | なし |
| OBS Studio | 高度な制御&配信 | 無料で強力、無限のカスタマイズ性 | あり |
| Snagit | ドキュメント作成&ビジュアル解説 | 最高の注釈ワークフロー | なし |
| Bandicam | 高性能録画が必要な場面 | 低負荷で滑らかな出力 | 制限あり |
| ScreenRec | 日常的に使える軽量ツール | 高速・シンプル・ストレスフリー | あり |
| VEED | ブラウザベースのワークフロー | インストール不要、手軽な編集 | 制限あり |
1. Loom:高速なデスクトップ録画と共有に最適なソフト

スピード重視ならLoomが圧倒的です。テストでは「伝えたい内容を話す」から「リンクで共有する」までの時間が最短でした。録画を停止するとすぐに共有用のリンクが生成され、受け手に届く速さが魅力です。
Loomの強み:
- リモートチームの非同期アップデートに最適
- 簡単に操作でき、フィードバックの伝達がスムーズ
- 初心者でも短時間でセットアップ可能
- Windows、macOS、Android、iOS、Chrome拡張で利用可能
課題:
無料プランは録画時間に制限があり、頻繁に長時間録る用途には不便です。
2. Camtasia:高度な動画編集に最適な画面録画ソフト

Camtasiaは録画から編集まで一貫して高品質な動画を作れるツールです。素材を別ソフトに移す手間がなく、教育コンテンツや研修資料の制作に特に向いています。
おすすめの用途:
- 教育コースや研修動画
- ストーリー性のある製品デモ
- 再利用を前提とした高品質コンテンツ
デメリット:
有料ソフトでやや導入コストが高く、手軽さを求める用途には過剰かもしれません。ただし、動画が主要な成果物であれば十分に価値があります。
3. OBS Studio:無料で高機能なオープンソース画面録画ソフト

OBS Studioは無料でありながら非常に高機能です。シーンやソースの細かな設定が可能で、配信やカスタム録画を自由に構築できます。一方で設定は複雑なので、学習コストがかかります。
上級者に好まれる理由:
- 録画や配信に制限がない
- 入力やレイアウトの細かい制御が可能
- 活発なコミュニティと豊富なプラグイン
注意点:
初心者には敷居が高く、慣れるまで時間が必要です。
4. Snagit:ビジュアルドキュメント作成に最適な画面録画ソフト

Snagitは録画機能もありますが、本領はビジュアルで説明するためのツールです。ドキュメント作成や社内マニュアル、サポートチケットでの注釈機能が非常に使いやすく、視覚的な説明が必要な場面で力を発揮します。
向いている用途:
- ステップバイステップのガイド作成
- 不具合報告やフィードバックのビジュアル化
- 短い解説動画の作成
制限事項:
長時間の動画制作や複雑な編集には向きません。
5. Bandicam:高性能な画面録画に最適

Bandicamはパフォーマンス重視の録画に向いています。テストではシステム負荷を抑えつつスムーズな録画を実現し、ゲーム録画や高FPSが必要な技術デモで特に優れた結果を出しました。
優れた点:
- 高FPSでの録画が可能
- CPU使用率が低く効率的
- ハードウェアアクセラレーション対応
欠点:
無料版は透かしが入り、本格利用には制限があります。
6. ScreenRec:軽量で手軽に使える画面録画ツール

「すぐに使いたい」「設定は最小限でいい」という人にはScreenRecが向いています。起動が速く、信頼性の高い録画ができ、余計な設定に悩まされません。
理想的な用途:
- 迅速な社内向け録画
- 短い解説動画の共有
- 複雑な操作が苦手なユーザー向け
制限:
編集機能はほとんどありませんが、そのシンプルさ自体が魅力です。
7. VEED Screen Recorder:ブラウザベースで手軽に使えるツール
VEEDはインストールできない環境や、手早く録画・編集したいときに便利です。ブラウザ上だけで録画ができ、簡単な編集や字幕追加まで対応しているため、SNS向けやマーケティング短尺動画に適しています。
活用シーン:
- 短時間のブラウザ録画
- 字幕やキャプションを手早く付けたいとき
- インストール制限のある端末での利用
注意:
無料プランは書き出しに制限があり、透かしが入る場合があります。
自分に合った画面録画ソフトの選び方
実際にいくつか試してみると、たいてい「速度・仕上がり・操作性」のどれを優先するかで選び方が明確になります。
- 速度重視なら → Loom または ScreenRec
- 仕上がり重視なら → Camtasia
- 自由な操作(無料)なら → OBS Studio
- ビジュアルドキュメントなら → Snagit
- 高性能録画を求めるなら → Bandicam
- インストール不要なら → VEED
まずは自分の主要な使用目的を明確にし、少しずつ試用してフィットするものを選ぶのが最短です。
FAQ:画面録画ツールについて
画面録画ソフトはシステム音声とマイク音声を同時に録音できますか?
はい。多くの最新ツールが両方に対応していますが、OSごとに設定方法が異なるため、最初に確認すると安心です。
透かしなしの完全無料画面録画ソフトはありますか?
はい。OBS StudioやScreenRecは透かしなしで録画できます。
初心者に使いやすいツールは?
LoomとScreenRecは設定が少なく、短時間で使い始められます。
ブラウザベースの録画は長時間録画に向いていますか?
短時間の録画には便利ですが、長時間や重要な記録を残すなら、デスクトップアプリのほうが安定します。
ゲームプレイや高FPS録画におすすめのソフトは?
Bandicamはパフォーマンス優先の設計で、ゲーム録画に適しています。
別途動画編集ソフトは必要ですか?
必須ではありません。CamtasiaやVEEDは内蔵編集機能を備えており、多くのケースで追加ソフトなしで完結します。